作文がとにかく苦手な子どものために出口汪の作文講座を買ってやらせてみました。本当に作文が苦手な子には後半がやっぱりくせ者…だったという話です。

出口汪の作文講座
たまたま書店で見かけて、解説がひとつひとつ分かりやすくてあの「作文特有のきまり」のようなものが詳しいと思いました。
ステップ1から3
ステップ1は主語と述語、ステップ2が一文の要点…文の基本的なことが解説してあります。
作文が致命的でも6年生で受験しようって子にはこのあたりは余裕です。確認的な意味です。例が具体的です。
ステップ4から6
ステップ4から6は言い回しとか言い換え、論理的な表現の基本みたいなことを解説しています。このあたりから作文が苦手な子は頭をひねり始めるかもしれません。でもまだ付いていけるレベルです。
ここを読んでドリルをやるだけでも、かなり言い回しがうまくなりました。ひとつの文の色んな言い方、表現方法、立場を変えた言い換えとかができるように。
特に別視点からの言い換えは
論理的な文章を作るときに必ず必要な力なので、ここが良くなっただけでも買った意義があると…!1000円なら塾代よりも安い!
ステップ7からステップ10
このあたりから段々…文を作る上での論理的な思考、○○だから○○。という論理思考を養うステップになります。作文が苦手な子はこの論理的思考が足りない。
物事の因果関係を考えたことがないからかもしれない。すべての事象は因果がある、みたいな思想が植わっていないまっさらな人達なので色んな事柄を結び付けたり、原因を探るという癖が付いていないんだと思います。
まっさらは素敵なことなんですが…なんでもかんでも原因を見つけるような大人に小学生のうちからなってほしくない気持ちもありますが、テクニックとして覚えてもらわないと…。
ステップ11
うちの子はここでくじけました…。いろんな条件で短文を書く、という内容なんです。例えばを使って意見を分かりやすく説明する、という条件です。どんな文を書くと良いかというと…例えば次のような文。
体調管理が大事です。
例えば受験のために勉強を頑張っても受験の日に熱を出したらテストを受けることが出来なくなるからです。
だから、体調管理は受験と同じくらい大切です。
大人ならまぁ、普通に書けるようになっているはず。この論法は相手に納得してもらうために日々の会話の中で鍛えられているからですね。
うちの子はクラスメイトに納得してもらうとか、ディベートで勝つとか、そういう機会がないからか、全くイメージがわかないようです。困った。
ステップ11以降
ステップ11からは論法の方法とかじゃなく実際に書く練習です。色んな面から文章を書く練習ですね。具体的に書くとか、詳しく書くとか、自分の意見を分かりやすく書く練習問題です。
ステップ10ができればステップ11以降もつまづくこともないと思います。
肝はステップ7から10
出口汪の作文講座の肝はステップ7から10までの論理的な考え方だと思います。この考え方さえできれば、後は文章を書いて練習するだけで上達していくと思います。
このステップ7から10は大人なら知っていることですが、文章としてまとめられていること、具体的な例を挙げてわかりやすくしてある点から言っても子供にわかりやすく書かれていると思います。
文章の練習に良い問題集
この作文講座は文章の書き方を知りたい子、さらに文章の練習をしてスキルアップしたい子に最適だと思います。
文章を書くのが苦手で基礎から確認したい場合もステップ10までは自力でできるはず。時間をかけて進めればこの本が終わるころにはかなり文章が上手になるような。
とりあえずステップ7から10だけ確認するだけでも1000円分の価値があると思います。
作文が得意なら不要
でももう作文は難なくこなせる子には物足りないと思います。作文の基本的なことしか紹介されていないので、作文の型を覚えたいなら違う本がいいです。
良くも悪くも小学生としての作文力しか付かない、小学生らしい作文力が付く本だと思います。これ以上の力は小学生に求められる文章じゃなくなるような気がするので受験対策だったらこの本でいいかも。
本気で文章の勉強がしたい子はもう少し上の本がいいです。



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