超一流進学塾と地方一流進学塾の月謝の差

灘中を受験される予定の方のブログを見ていたら、関西大手のサピックスの授業料が載っていて、地方進学塾との差にびっくりしました。

サピックス5年生、1年間月謝

サピックスの4年生（新5年生）2月から翌年の5年生1月までの通常授業の月謝が薬5万円。そのほかにも春期講習、夏期講習、冬期講習があります。大手進学塾は当然、塾生は季節講習は必修だとおもうので、これらの講習を全部受けて、有料の模試、教材費を入れると75万円くらいになりそうです。

地方一流進学塾（東進）5年生、1年間月謝

サピックス同様、4年生（新5年生）2月から翌年の5年生1月まで通常授業があります。毎月の月謝が薬2万円。季節講習と勉強合宿は必修で、模試、教材費、設備費を入れると35万円くらいでしょうか。サピックス、地方より倍くらいの予算がないと入れないです！

小学6年生1年間の塾代

塾の大手と呼ばれるところで有名なのはサピックスのほかにも四谷大塚、市進学院、日能研などがあります。小学生受験費用はどこの塾でも6年生時の受講費用が一番高くなっています。

サピックスが高い、高いといわれていますが、他よりも1割か2割くらいは高い感じです。地方進学塾と比べると倍くらいの料金差があります。でも肝心なのは料金よりも教える内容です。内容が濃くて合格率が高ければ塾費用は費用対効果が高いことになります。

また、地方などで大手塾に通えない場合は全国平均の勉強量の目安を大手塾のカリキュラムから盗み見る（？）ことができます。

サピックスの受講教科とコマ数

サピックスは6年生の1年間という区切りではなくてもっと細分化した区切りのようです。春期講習、夏期講習、夏期集中志望校練成特訓、冬期講習、正月特訓、ゴールデンウイークサピックス、難関校サンデーサピックス特訓など…ちょっとサイトだけを見ただけじゃ複雑すぎてわからないです。難関校サンデーサピックス特訓が当てはまるかな。

受講教科は算国理社、週当たりコマ数は？サイトでは見つからず。

市進学院の受講教科とコマ数

春夏冬の季節講習があるのは一緒で、受講教科は算国理社の4教科で週4回あります。入会テストがあります。

四谷大塚の受講教科とコマ数

ここはすごく詳しく授業の入れ方が載っていました。そしてその感想は「すごい勉強量…」やっぱり開成とか入る子供たちはこれくらいやるんだなぁと思いました。

月、水が家庭学習の日でそれ以外は塾に通っています。火曜日、木曜日に3教科が3コマ（70分）入って金曜日が強化特訓（120分）、さらに土曜日日曜日と授業があってそれぞれ240分くらいやります。入塾テストがあります。四谷大塚の入塾テストの合格率は50パーセントらしいです。6年生の場合は算国理社で120分の内容です。

日能研の受講教科とコマ数

日能研の入塾テストは算国で判定されます。授業は火、木、土、日にあり2時間から3時間は学習時間をとっています。算数に充てる時間数が多いので算数に強くなれそうです。さらに6年生選抜コースは追加の授業があって、灘特進コースは週６で勉強しています。灘特進の6年生コースは毎日4時間くらいは勉強しています。

地方一流進学塾（東進）の受講教科とコマ数

入塾テストがあり、季節講習は必修です。週2で2時間から3時間の学習時間があります。

都会の大手塾は高いのか？

こうしてまとめてみると地方の進学塾は週当たりの授業日が2日と少ないです。地方の他の進学塾の中には週3日、約2時間ずつ授業があるところもありました。でも週3日以上の授業があるところは地方の大手では見つかりませんでした。

金額面からだと地方の方が約半分くらいの料金なので安いですが、勉強時間数を考えると半分くらいの濃度なので…。授業時間当たりの単価は同じくらいだと思います。単価は同じ、なんですが塾でやる勉強量が都会の半分ということは、その分勉強不足になっているわけで…。将来、大学受験で競うことになるとこの不足分の学習量が気になるところです。

都会の大手塾は少なくても週4日以上は授業がありそうなので、一見塾代が高そうですが費用対効果を考えると適正だな、と思います。地方の場合は足りない勉強量を家庭学習や個別指導で埋めていかないといけないので追加授業をいれることになり、やっぱり6年生時の塾費用は100万円くらいはかかりそうです。