地域の頭のいい子だけを集めた先鋭進学塾があります。その塾に入るには入塾テストに合格しなければなりません。そこで話を聞いてきたんですが、その塾でも合格率はほぼ100パーセントにはならないようです。
なぜ入塾テストがあるのか？
この塾、小学校4年生以降を対象に入塾テストがあります。小学校4年生で入塾してくる子っていうのは大概がエリート家系か、中学受験を考えている層です。（あくまで私の地域の話ね、都会とかはもっと普通に塾通いしているらしいから）
塾ってお金さえ払えば誰でも入れるのが普通だけど、どうして入塾テストがあるかというと「合格率を上げる」ためだと思います。頭のいい子ばかり集めたら当然合格率も上がります。その塾の売りにしたいのが「高い合格率、入った子はほとんど合格するという実績、エリート進学塾というイメージ戦略」なんでしょう。だからその塾に入れただけでもクラス上位くらいの頭の良さだと認識できて、親も子供も安心して自信がつきます。
エリート先鋭進学塾ってどんなところか
エリート先鋭進学塾はどんなことろかと簡単に説明すると…
- 入塾テストがある
- 入る子は中学受験を目的にしている
- 学校の授業範囲を先取りして学習する
- 算国社理、すべての授業がセットで受けられる
- 受験に合格した後、本人が困らない学力をつけさせる
こんなことが他の進学塾と違うところだと思います。体験入塾していた塾よりも魅力だったのが理社の授業があるところ。理社の理解力がないと入学してから周囲についていけなくなるらしいので。あとは、先取り授業。子どもがよく「こんなの学校で習ってないから～（知らなくて当然）」みたいなことを言うんです。「じゃあ、今覚えろや」と思うんです。先取り授業が習慣化してくれれば、学校で習っていないことでも勉強するというのが当たりまえになってくれるはず…（期待）。
エリート先鋭進学塾に説明を受けに行ってきた
その先鋭進学塾に入塾テストを受けるべく、説明を受けに行ってみました。試験範囲のむずかしさとか色々お話して有意義でした。この塾は個別授業じゃなくて、全体授業です。なので授業についてこれる学力がないと入った後、本人がつらくなるとか。しかもこの塾に入るために何度も入塾テストを受けに来る子がいるらしいです。この塾は良いなぁ、と思い入塾テストの合格点を聞いてみました。そりゃ、入れるかどうか基準点が知りたいじゃない？
そうすると合格点、というものは無いと返答されました。その教室にいる子どもたちと同程度の学力があれば良いという相対的なものらしいです。ということはだよ、その年に集まった子たちが去年よりも成績が悪くてもテストの結果の上位から何人…という風に入塾させているってことよね？
先鋭エリート進学塾にも経営があるはず
私がさ、偏屈というか、細かいことが気になるだけかもしれないけど…毎年学力が高い順に生徒を取っているエリート先鋭進学塾って…？そりゃ、中学入試だってその年の成績のいい子を上から順に取っているだけだろうけど。
中学入試とエリート先鋭進学塾との違いはさ、入ろうとする子供の数が全然違うわけですよ。中学入試は入りたい子全員が受けるけど、エリート先鋭進学塾は「その地域の塾で学力を伸ばそうとしてその塾を選んだ子ども」なんです。だから学力は入試を受ける子全体よりも下がるわけです。
エリート先鋭進学塾が本当に受験に受かりそうな子だけを入塾させようと入塾テストに合格ラインを設けたら、きっとかなりの子供が振り落とされるはず。そうしないのは塾だって経営があるからだと思います。ある程度の人数を入れないと塾がつぶれちゃうもんね。
エリート先鋭進学塾の料金
体験入塾していた塾とほぼ一緒の料金なんだけど、頻繁に模試が入っていて強化授業がある分、こっちの方が1年間トータルでみると5万くらい高くなりそうです。でもエリート先鋭進学塾は体験入塾していた塾と違って算国理社、全部網羅しているし、授業時間も長いのでお得かもしれません。
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