中学受験ををする子供の課題を一緒にやってみたら、どこが苦手で何に時間がかかるのかわかってきました。国語はコツコツ積んでいかないと点数が取れない教科だと思いました。
時間がかかる問題、いつも間違える問題攻略
子供が今取り組んでいるのが国語と算数なんですが、国語はスイスイ進んでいる様子なのに算数の進みが遅い遅い。算数が苦手、ということもありますが、いくらなんでも遅い。ここで「早くやれ~、なんでやらないの!」とけしかけたり「あと○○分でやるんだよ」とプレッシャーを与えるのは簡単なんです。単に取り組むのが面倒とか、別のことに気を取られているときはけしかけたり、プレッシャーをかけるだけでうまくいったりします。
でも、どうやら一生懸命取り組んでもわからないせいで遅いらしい。わからないことをいつまでも一人で考えていてもわかるわけがないけど、考え続けたら答えに結び付くヒントが得られると考えて時間ばかり過ぎていく…こんなことが起こっていました。
分からないままやり続けるからいつも同じところで間違えるし、覚えていないままだからいつも時間がかかっています。こういうの、パッと見ると机に向かっていて「いかにも勉強している風」なんですが、実際は能率上がってない。絶対。
これは時間の無駄だ、と判断して一緒に課題をやることにしました。無駄に考え込みそうになったらフォローして無駄ループを断ち切る作戦です。
読解に時間がかかる
国語の読解は読んで、考えて、答えるのでもたつくことはありませんでした。難しい文章に戸惑って時間がかかることはありましたが、これは経験値が足りないせいかな。受験する場合は授業や塾で触れる分の文章量じゃ全然足りない気がします。教科書は子供向けっていう感じの柔らかい文章なので、この文体に慣れてしまうとちょっと固い文体や難しい文脈に触れるともう、拒絶反応してしまいます。
取り入れたのが文章読解ドリル。とにかく数を読め、という。1ページが10分以内で終わるタイプのものが毎日取り組めて良いです。新聞とか自分から読んで理解してしまうような子は文章読解ドリルは必要ないと思いますが、10分なら読んでみて理解しよう!ととっつきやすいのがドリルの良いところで、ドリルをやっていくうちに興味がある新聞記事なら自分から読むようになります。
こうして多くの文章に触れると活字が好きになっていきます。
国語でもたつくのが画数、熟語
で、一緒にやっていて時間がもったいないと思ったのが画数の問題。
- 次の漢字の画数は次のうちのどれと同じか記号で答えなさい。 (例えばこんな問題↓適当な問題なので正答なし)
博 ア被 イ教 ウ線 エ飲
こういう問題って問題になっている漢字の画数を記入しちゃって、アイウエの画数も書き込んじゃうと数字を比較するだけだから一目瞭然なんですが、書き込まずにア…違う。イ…違う?ウ…?エ…。あれ?どれだっけ?となってパニックに。そうなると書き順も画数も吹っ飛んでいくという…。
まずは落ち着こうよ…!
こういうのってやっぱり日頃の積み重ねが大事で、漢字の形だけをなぞって画数を考えると間違えます。書き順プリントとか、漢字の画数をしっかり覚えられる漢字ドリルじゃないと変な癖がついてしまいます。
漢字は身についてさえいれば楽に点が取れる分野なのでこちらも地道に頑張りたいところです。大人でも必とか書き順が怪しいので親が教えるより参考書を買って一緒に勉強しました。
4字熟語の問題
4字熟語は本を読む量が多ければ多いほど覚えているものですが、小学校のうちから多読に相当力を入れていない限り、そこまで本を読む子供はいないような気がします。読むのが好き!ならいいんですがこの年頃の子供は読書よりも外遊びが好きだったりしますからね。それに外遊びしないと体力がないので、体力不足から長時間読書できないってこともあります。本を読むのも体力が必要です。
なので、受験に必要な4字熟語を自然に覚えるほどの読書量がない場合は4字熟語を叩き込んでいくしかないです。でもさ、退屈なんですよね。普段使いもしない言葉を覚えていくのって。だから当然覚えにくい、定着しにくいです。
コツは一気に覚えようとしないことかもしれません。一度に100個の熟語を覚えても1か月後にはほとんど頭に残っていないかもしれません。1か月で100個覚えるなら1日3個ずつ覚える方が定着が良いです。昨日までの復習をしながら毎日3個ずつ新しい熟語を覚える方法です。これも目に見える形で進めていった方が良いので熟語が網羅されていて、何度も繰り返されるドリルがおすすめです。
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