子供が何かやるたびに「ダメだ」とか「どうせできない」とか否定して育てると自分から何も行動しない子に育つ…そんな話を聞きました。確かにそういう環境だと何もしないことが一番メリットが大きいから、そう育っていくと思いました。
否定して育てた子の末路
子供の行動を否定して育てると「どうせ自分は…」と卑屈な人間に育つようです。
何も行動しない人間になる
何かやっても結果が悪いと「やり方が悪い」「才能がない」「考えなし」などと言われ続けたので、もう何も行動しない方が楽だ、と学習してしまいます。
失敗を避けるあまり怯える人間になる
失敗すると怒られるので失敗を避けるようになります。失敗しない方法を必死に考えてしまうので周囲の評価に敏感になり、批判に弱い人間になります。
周りの人の反応におびえてしまうようになります。
いじけた人間になる
何年間も「ダメだ」「あほだ」と言われ続けるので「自分なんてダメ」と思い込んでしまいます。できる!といくら言っても復活できないくらいいじけた人間になります。
気弱になる、いじめられやすい人間になる
何かやると駄目だと言われるので、基本的に自分に自信がありません。なので社会に出ても自分を出すことができないので気弱になり、他人から強く言われると言い返せないいじめられやすい人間に育ちます。
否定する親の行動
自分では否定するつもりがなくても無意識に否定していることもあるので、私も気を付けようと思います。
利益にならない遊びは褒めない、興味を示さない
ゲームとかイラストなどに興味が無い親だと、子どもが熱心に取り組んでいても褒めるどころか興味を持たないです。
親は興味が無いので仕方ないかもしれませんが、子どもにとってみると「自分のやった成果」に興味がないのと同じなので何か反応してあげるのがベストなんでしょう。
文句は言わないけど無言で不機嫌になる
口で文句を言ったりしないけど、機嫌が悪くなるやり方で否定することもあります。親がやってほしくない遊び(いつまでもゲームをしているとか)をやっていると無言で圧力をかける…とかです。
成績が悪いとムスッとしてずっと不機嫌になるとか。
子供のナイーブな問題を馬鹿にする
子供がナイーブな相談をしてきたときに(例えば隣の席の子と仲良くなれない)馬鹿にするのがいけないです。
そんな性格だから仲良くなれないんだ!とか言ってしまうともう二度と相談しなくなります。喧嘩したときに子供の相談事を掘り返して「そんなだから嫌われるんだ」とか言うとその子はもう他人には相談しない方がマシ、と学習します。
行動しろ、でも失敗は許さない
最悪なのが、子どもに「行動しなさい、でも失敗は許さない」という親の行動です。初めてやることでも絶対に失敗してはいけない!と絶えずプレッシャーをかけてきます。
こんな親は万事が万事この調子なので、子どもは絶対に成功できる無難なことしか挑戦しなくなります。
親だって完璧じゃない
親たるもの完璧な対応をしろ!!!子供に悪影響を与えるような行動を止めろ!!!みたいな親にプレッシャーがかかるような本とか子供の声がありますよね。
でも親だって完璧に育てられたわけじゃないし、対応を間違えることもあります。子どもに期待するからこそ、否定してみることだってあると思います。
子供をいびらない
親も人間なので子どもを否定してしまうこともあります。大事なのは「子どもをいびり続けない」ことかもしれません。子どもをいじめても失敗が成功に変わるわけではないし、無理やりいじめてでもやり遂げたいことなんて無いじゃないですか。
小学校高学年でほぼ対等
子供が本当に親が手取り足取りしなきゃいけないのは小学校低学年までで、高学年になるともう人間としては対等なんだと思います。
話し合ったりして解決しないといけない相手だってことなんだろう。
親の「こうした方がいい」という気持ちを押し付けられない人になっているんだと思います。
まとめ
子供を否定して育てると「失敗を恐れて何も行動しない人間」「周囲の評価を気にしすぎる弱い人間」になりやすいようです。
親は不機嫌になったり、言葉でいじめたりして子どもを否定してコントロールしようとしますが、小学校高学年くらいになったらもう対等な人間として対応しないといけないんだな、と思います。
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