子供にマシュマロを使ったテストを行い、子供が嘘をつくかどうかでその子供が将来どんな人になるのかわかるというマシュマロテストというものがあります。嘘をついちゃう子は追跡調査ではトラブルを抱える人物になっていたようです。
自分の子供が将来問題を抱えるかどうか簡単にわかる方法
親なら誰でも同じですが、自分の子供が将来問題を抱えるのかどうかすごく気になると思います。スーパープレゼンテーションと言う番組(第一線の研究者が研究結果をプレゼンテーションをするという内容)でマシュマロテストをするとその子供がどんな人物になるのか 、将来成功する可能性が高いかどうかがわかるそうです。
このマシュマロテストはスタンフォード大学で実際に行われた実験です。
マシュマロテストとは
4歳の子供 と一人の大人が個室に入ってマシュマロに関する約束をします。一つのマシュマロを渡して「ここにマシュマロを一つおいて、私が部屋を出るけど戻ってきた時に15分間マシュマロを食べるのを我慢できたらもうひとつマシュマロあげる」そう言って大人は個室から出てしまいます。4歳の子供はたった一人でマシュマロを食べないように頑張るのかテストするわけです。
このとき3人に2人の子供は大人が出てすぐにマシュマロを食べてしまうそうです。3人に1人の子供は大人が出ていったあとも、マシュマロとにらめっこをして15分間我慢します。将来成功する可能性が高いのはマシュマロを食べずに頑張った方の子で、この子は「 目先の欲求を我慢する能力、自制心こそが成功につながる最も重要な要素」理解しているそうです。
マシュマロを食べてしまった子供達はどんな大人になったのか
そしてその十数年後に追跡調査を行なった結果、マシュマロを食べなかった子供達は成績優秀で将来のこともよく考えていて、周囲の人たちとのあいだにもトラブルはありませんでした。その一方でマシュマロを食べてしまった子供達は問題を抱えている子供が多かったようです。成績がよくなくて進学に問題を抱えている子が多く、大学に進学できない子供置いたようです。高校途中で中退したということも。
マシュマロテストで何が分かるのか
マシュマロを15分間食べないで我慢するというのは「 楽しみを後回しにできるという自制心」があるかどうかテストすることの様です。 目先の楽しみを我慢することでもっと先の成功をつかむことができるテストというわけです。4歳の頃からこんな風に自分をコントロールすることができるなら将来成功する人間になるみたいですね。
私が気になるのはマシュマロを食べちゃった方の子供。この子達は自制心が弱いだけで将来の成功を取り逃がしているわけなので、自制心の訓練さえすればもっと違った未来になるんじゃないでしょうか。
子供の自制心の育て方
自分の子供がマシュマロテストをして「マシュマロ食べちゃった方の子供」になってしまったら、早いうちから自制心を育てる必要があることがわかりました。じゃあどうやって自制心を育てていくのかというと、 成功体験を積み重ねていくことだと思います。成功体験とは、1分だけマシュマロを我慢させて我慢できたら二つ目を上げる、そうすれば子供にも目先の楽しみを我慢することは良いことなんだというイメージが具体的に湧いてきます。一度子供に目の前の欲求を我慢することを覚えさせることができれば、だんだんとハードルを上げて15分間マシュマロを我慢することもできるようになります。
私が思うに、15分間マシュマロを我慢できた子供達は「親との約束をして、その結果報われた子供」なんじゃないかと思います。例えば親が「お買い物途中で駄々をこねることなく静かにできたら何かお菓子を買ってあげる」と約束します。その買い物はもちろん子供の負担にならないように短く済ませます。そしてその子供が駄々をこねるのを我慢したら、絶対にお菓子などを買い与えてあげる…この繰り返しで子供の自制心は育っていくのではないでしょうか。
コメント